書籍『ほんとうの心の力』中村天風|潜在意識と顕在意識の話

書籍『ほんとうの心の力』中村天風|潜在意識と顕在意識の話

たぶん、斎藤ひとりさんの話にもよく出てくる「中村天風」さんの考え方は、毎日の暮らしを快適にし、明るい人生を送る参考書となるでしょう。

それは「積極的に生きる」ということです。

この「積極的」とは、ノリがいいとか、人づきあいがいいなど、人や環境に合わせる積極性ではありません。それは他人の人生を生きているのと同じことです。

 

この教えには、積極の前に『絶対的』が付くのですが、絶対的とは、人や環境、また自分の心の弱い部分に左右されないことを表します。

絶対的の対義語は「相対的」と言い、相対的とは「他との関係において成り立つ」を意味し、『比較』が条件であり、「対象」を気にした上で自分の思考や行動を決める生き方となります。

 

『絶対的積極』で生きるとは、対象にとらわれず、勝ち負けを気にせず、嫌な奴を相手にせず、何者とも比べない『自分独自の思考と行動で生きる』生き方です。

この絶対的積極の生き方ができれば、健康も成功も幸せも、すべて惹きつけてくれると、中村天風さんは言い切っています。

 

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安心するために

天風さんの言霊

『怒る、悲しむ、思い悩む、苦しむといった暗い気持ちになって気分がいいか?一度、冷静に自分の心をのぞいてみましょう』

 

そういう気持ちが多い人は、どんな時間も安心感を持つことが難しくなります。

本来、心は「美しく保つ」べきで、安心の少ない人生は道筋を間違えているのと同じことです。

そうなったのは、あなたが悪いわけじゃなくて、今まで生きてきた人や環境に、怒る、悲しむ、思い悩む、苦しむ姿を見せる人が多かったから、「それが当たり前なんだ」という記憶が、いつの間にかインプットされただけです。

あなたは自分の人生に責任を持つためにも、そのような暗い考え方をする人や環境、情報とはサヨナラしたほうがいいでしょう。

 

心を美しく保つには、心に「感謝」と「喜び」の感情をもたらすように心がけることです。

「感謝」と「喜び」を習慣づけるには、言葉の力(言霊)を借ります。斎藤一人さんなら、「ついてる・うれしい・たのしい・感謝してます・しあわせ・ありがとう・ゆるします」ですね。

この言葉を暗唱できるまで、ひとりの時間に口で言ったり、脳内再生しましょう。

私は、もう5年間、それをしています。自分には「自分の人生を幸せにする責任がある」と思っているから。

だから、言う前の人生よりも、明るく楽しく、自分の思い通りが増えた人生になってきていると感じていますよ。

 

なぜなら、暗く不幸なほうは向いてないから。不幸や嫌なことを「相手にしない」と決めたから。

自分の人生のゴール・目的地を「幸せ」に設定し、そこに向かって生きる生き方に自分で決めたからです。

 

 

笑うこと

天風さんの言霊

『笑いはこの上ないビタミン剤になり、また「開運」剤なんです。幸せや運は、積極的な心の人が好きなんですよ』

 

笑いが生活の基盤になれば、もう恐れるものなど何も無くなりますね。失敗しようが、バカにされようが、嫌みを言われようが「笑い」に変えていけるのだから。

笑いは何もお笑い番組を見て「笑わしてもらう」だけじゃないんです。自分自身が笑える人間になれることが大切です。

自分が笑えるには、前向きなエネルギーが必要です。自分の心が暗く、不安で恐れていると、どんな面白いことが目の前で展開されていようと「笑えない」からです。

笑える自分、笑える心を作るには、やっぱり言霊の力を借りることかな。そして、積極的な精神になることですね。

 

 

また、〇〇がないと笑えないですよね。

気力・生命力の要素とは?

天風さんの言霊

『①体力 ②勇気 ③判断力 ④決断力 ⑤スタミナ ⑥能力 の順で必要』

 

若年・青年期と生きて、壮年期に入った自分から言わせてもらえば、若年・青年期だろうと、壮年期だろうと、何をするにも最初に必要となるのは、「体力」だと気づきました。体力がないと笑いすら起こりません。

若い頃はそれなりに体力任せで押し通せば生きていけます。でもその先は体力が落ちる時期を迎えます。

だから、可能であれば、筋トレ・持久力(スタミナ)を維持する生活習慣を若年・青年期から持っていたほうが、壮年期に入っても余計な心配を抱えなくて済みます。

体力がついて、体力・筋力に自信が持てる自分になれば、勇気・判断力・決断力・スタミナ・能力は後から着いてきます。

お金や成功、幸せも同じことでしょう。

いま人生にうまくいかないことがある人は、手始めに「フィジカルトレーニング」から入ってみることをお勧めします。

 

筋トレが人生に好影響を与えることは科学的にも証明されています(笑)

私も2015年から筋トレを始めました。

トレーニングを通して、この先を生き抜き、人生を成功に導くためには「絶対に筋肉が必要だ」と実感しています。筋肉が肥大するにつれて、仕事・生活すべてにいい影響が出ていますよ。

 

 

困難に見舞われたら

天風さんの言霊

『すべての嫌な現象は、私たちの心が「積極的に」なりさえすれば、すべて消え去り、二度と出会うこともなくなります』

『どんな苦しい出来事も、笑えることに変えていけば、悲しいことや辛いことのほうから逃げていく』

 

「絶対的積極」や「積極的な生き方」の本質はここからです。「引き寄せ」や「言霊」とも関連してきます。

嫌な現象とは「対象」に当たります。「自分の外」から来るものはすべて相対的であり、第三者的要素です。

そこに囚われていては、絶対的でも積極的でもなく、消極的で相対的な生き方です。

 

自分の生き方は自分で決めましょう。

生き方も幸せも、決めていいのは親でも上司でも友人でもなく「自分」なんです。それが自分の人生に責任を持つということです。

嫌なことに囚われているうちは、他人に自分のすべてを決めさせています。そのせいで自分の心が暗くなってたら、嫌な現象しか引き寄せないでしょう。

 

どんな苦しい出来事も、自分の外から来るものです。自分の外側にあるものに囚われてはいけません。

嫌な現象や苦しい出来事に悩んだり、恐れたり、不安になるかどうかも「自分で決めていい」からです。

自分に起こる現象の意味は、すべて自分で決めていいのです。

だから、どうせなら明るく笑えることに意味を変えれば、なにが起ころうと動じず笑っていられますよね。

 

 

すべてのことに「感謝」

天風さんの言霊

『仕事で失敗しても運が悪いなどと思わずに、その心構えややり方に間違いがあったことを神様が教えてくれているんだなと思おう』

『別の筋の通った方法に気づかせるために、まだ生かしてくれているんだ、ありがたいと思おう。生きていればまた盛り返すこともあるから』

『そうやって感謝と喜びの感情を持てば、大いなるエネルギーを呼び寄せることになる。大いなるエネルギーさえ呼び寄せれば、運命も健康も成功も成就する』

 

斎藤一人さんの教えから引用すれば、「問題は悩むために起きてるんじゃない。問題は解決するために起きているんだ」ということです。

(どっかの刑事ドラマで聞いたようなセリフだな)

あなたが成功や幸せに向かうとき、「間違い」に気づかなければもっと大きな失敗に落胆・絶望するかもしれません。

そうならないように起きたことが、いわゆる自分が感じる「悪いこと」なんです。「成功(幸せ)の道はそっちじゃないよ」ということを、悪い出来事を通して教えてくれます(たぶん神様が)。

そのように捉えることができれば、「人生に起こるあらゆることは感謝できること」なんです。

 

でも、難しいですよね。たいてい失敗を引きずりますよね。

人だからそれは仕方がないんです。でも、何年も何か月も何日も引きずらないために、「心をいいことで満たす」言霊があるんです。

「ついてるうれしいたのしい・・」言葉を暗唱すれば心が良い言葉で満たされるし、「これくらいの報いで済んで、本当に良かった。ついてる」という文章を繰り返せば、気持ちが楽になったように思えてきます。

こうやって、心が軽くなる方法を実践すればいいのだから、人生には「どうにも解決できない苦しい状況」に悩むことなどありはしないんです。

 

 

心が喜ぶイメージを膨らませる

天風さんの言霊

『1日に数分でもいいから、静かに目を閉じて、自分が楽しかったり喜んでいるイメージを膨らます習慣を身につけよう』

『自力で治せない身体の症状に見舞われていても、悪い運勢に包まれたような気がしても、心がそのことから離れていれば、それは無いのと同じことになる』

『自分が悲惨と感じる状況のなかに居ようと、自分の気持ちに少しの間でも明るい気持ちを持たせているときは、その間だけは病気でも不運でもなくなるのです』

 

『心がそのことから離れていれば、それは無いのと同じこと』これが、心を積極的に保つコツになります。

ですが、積極的な状態を少しの間ではなく「常時」に変えれば、不運から抜け出し、さらにいいことばかり起こるんです。

 

その方法が以下となります。

問題の解決より先に自分の気持ちを振り返る

天風さんの言霊

『失敗や後悔に見舞われると、失望し落胆しますね。すると、たいていの人は、先に問題を解決しようと一心になります』

『しかし、その失望や落胆を自分に与えた問題を解決してもうまくいきません』

『先に解決しないといけないのは、失望や落胆した自分の気持ちなのです』

 

自分にとって嫌なことが起きたら、責任を感じて心がキュ~っとなります。急いで問題を解決しようと焦り、先行きの心配で雪だるま式に不安が大きくなるでしょう。

でも、まず自分の心に浮かんだ責任感・心配・不安といった気持ちを何とかするほうが先なんです。なぜなら、人生に起こる問題のほとんどは、自分の心の力が解決に導くからです。

問題に囚われることなく、自分の心を快適に保っていれば、努力なくしてすべては良いほうに導かれていきます。

 

 

では、この心の力をどうやって手に入れるか?

心の力

天風さんの言霊

『何が起ころうと、病気になろうと、運勢が悪かろうと、あなたの心がそれを相手にせず、関わらず、勝とうとか負けようとも思わずに、平気で穏やかな気持ちでいて初めて、理想とする積極的な心の力を得られます』

 

心が弱い人は、何か起こるたびに対象に囚われ感情的になるでしょう。感情をぶつければ対象が変わってくれると期待するからです。これは消極的な生き方と呼べるでしょう。

心が強い人は、問題が起ころうと動じず穏やか。絶対的に自分を肯定できる心の強さの持ち主であり、何が起きてもその対象はいつも自分です。

変わるのは自分であり、何かあれば自分が向上することを考えます。ピンチはチャンスと思える心。

「悪いときこそ過去の自分より向上できるチャンス」だとテンションを上げる生き方が、問題を解決に導くのです。

 

では、この心の力を「他人へ生かす」場合はどういう方法になるでしょうか?

同情=悪い習慣

天風さんの言霊

『心配や悲観に共感することが豊かな心を持ったいい人のように思うけど、それは悪い習慣です』

『心の力や光(気力)を失うだけの結果に陥ります』

『習慣にすべきは、心配や悲観に飲み込まれた人の心の窓を開け、明るい光を取り込んであげることなのです』

 

愚痴・泣き言・不満・悪口・文句といった感情に同調しないことです。同調すれば、あなたにも同じことが起きます。

例えば、相手から聞かされる「心配・不安の話」、「体調の悪さや病気の話」、なんであろうと同情すれば引き込まれて自分にも同じ状況が訪れるんです。

同調・同情の言葉や気持ちを気化されて「自分の心の力」を奪われるくらいなら、その場に明かりをつける言葉を置いていくか、その場からすぐに立ち去りましょう。

なるべく消極的な人や出来事、情報などに近づかないことが一番なんです。

その場にいたら、自分が積極的に生きられるのか?と、自分の気持ちに問うてみて、その後に取るべき行動を判断しましょう。

 

 

不運=自ら招いたこと

天風さんの言霊

『病気も貧乏も深い悩みも、自分がなまけて生きた結果、自ら招いたことなのです』

 

人や環境に流されるまま「消極的なものばかり」に焦点を合わせて、手に取ってきた積み重ねがいま直面している「不運」です。

今すぐに良いほうに向かうスタート地点に立ち、ダイヤモンドの原石を見つけて磨き始めれば、今後の幸運は約束されます。

消極的なものとは、人であれば愚痴・泣き言・不満・悪口・文句を垂れ流す人。

環境であれば、そういう人や情報の集まる場所のことです。

 

 

笑いを大切にする

天風さんの言霊

『悲しい、つらいときは、笑ってみましょう。悲しみやつらさのほうから逃げていきます』

『笑いは効果的で大切に役立てれば、人生にいい結果を引き寄せます。このことに気づいている人がどれほど世の中にいるでしょう』

『動物の中で、笑いを与えられたのは人間だけです。その特権を生かさない手はありません』

 

不運から抜け出し、幸運を少しでも感じつつ、やがて大きな幸運に恵まれたいなら、笑えることだけ探しましょう。見て、知って笑い、笑えないなら笑える心を手に入れるのです。

人類はつらいときにも笑うために、祭りやパーティで笑える状況を自分で作ってきたから、唯一「笑い」の感情や表情を保っているんです。

自分の人生から笑いを退化させないように。笑えば楽しくなってきます。楽しいから笑うんじゃないんです。

 

 

悩みは潜在意識に材料があるから無くならない

天風さんの言霊

『取り越し苦労、消極的な思考、怒り、恐れ、憎悪、恨み、嫉妬、憂鬱、悩み、苦労といった消極的感情を潜在意識から取り除かない限り、悩みは無くなりません』

 

感情を整理できずにいると、悩みなんて感じなかったのに、ちょっとした出来事がきっかけで意識上に消極的感情が湧き出て悩みます。

人生を悩まず明るく楽しく毎日生きるには、悩みが出てこないように、潜在意識から消極的感情を無くすことです。

笑うのもその一つ。そして、言霊を暗唱するのも一つ。

嫌な出来事は無視して、自分の心が楽しくなるものを心や気持ち、思考にどんどん貯めていきましょう。すると消極的感情は、どんどん押し出されて消滅し、楽しさだけが残ります。

 

でも、なんで消極的感情が溜まったのか?

潜在意識は「夜」消極的感情を取り込む

天風さんの言霊

『昼間は自分が共感しないことを潜在意識は取り込むことがありません』

『ですが、寝る前、腹が立ったことやつらかったことを思い始めると、潜在意識にどんどん消極的な感情を取り込んでしまいます』

『夜は、腹立つことやつらさ、苦しみを思い出さずに、しっかり寝ることだけを意識して、さっさと気持ちよく寝てしまいましょう』

『わざわざ布団に入って考え事をするなんて、いったい寝床に何しに行ってるんだい』

 

思い当たりませんか?私は10代20代の頃、完全にこれを実行していました。だって勝手に浮かぶんだもん。

ですが、言われてみれば、心身を休める布団に入って、わざわざ嫌な感情を持ち込むなんて「何やってんの??」ですよね。

そして、夜、潜在意識は共感しないこと(嫌なことや失敗)をどんどん取り入れる力があります。

「夜、物事を考えるな」と父親に言われたことがありました。このことだったんですね。夜はしっかり心身を休めるために使いましょう。

 

 

潜在意識をきれいにする

天風さんの言霊

『悩みを呼び覚ます潜在意識に溜まった消極的感情という材料を一掃しましょう。材料さえなければ、もう悩むこともありません』

 

人間は、怒ったり、泣いたり、恐れたりすることを当たり前だと思ってます。もちろん喜怒哀楽はあって当然なんです。

でも、わざわざその感情に振り回されて、潜在意識に負を溜め込んでは悩みは尽きません。

人間は、感情の生き物ではありますが、「感情を制御する」こともできる生き物だと認識を変えることです。

湧いてくる感情を垂れ流すなんて見苦しい。例えば、怒ったら、自分の感情を認識して冷静になることも人間なら可能なのです。

 

 

絶対的積極で生きる

天風さんの言霊

『「絶対的積極」とは、何か(人やモノ)に対する強気な気持ちとか、強情、一心不乱、頑張るといったことではありません』

『そういった積極は「相対的」積極といって、「対象があっての」積極です。つまり、「絶対的積極」は、心が対象・相手にとらわれていない状態の積極です』

『何にもとらわれないので、心に雑念や妄想、恐れや怒りなどの感情といったものが一切ない状態なのです』

 

だから、人と張り合おうとか、負かしてやろうとか、絶対に負けないといった気持ちは浮かびません。自分基準の積極的な人生になります。

絶対的積極は、普通の積極的な生き方の1ステージ上の積極と言えます。

 

 

積極的な生き方で自分を守る

天風さんの言霊

『食べ物が栄養となって身体をつくるように、心の栄養となる出来事や情報をよく吟味して選び、悪いものは採りこまない習慣を意識することです』

 

自分の人生は、絶対的積極の姿勢と対極の「消極的な生き方をしない」ことで自ら守っていくことが可能です。

人生のあらゆる出来事・情報のなかには良いものも悪いものもあります。

消極的な生き方とは、わざわざその悪いものに目を向けて、心に良くない栄養を摂っているのと同じです。だから、心が病んでくる。

毎日のことだから、外からやってくる出来事や情報にはよく注意を払って、自分の心に受け入れるように気をつけましょう。

 

 

振り回されない人生を送るために

天風さんの言霊

『心を守るために、心の前に現れた現象や出来事、情報といった対象にとらわれるのでなく、対象により沸き起こる思いや思考が積極的なのか、消極的なのかを冷静に観察し、取捨選択することです』

 

急に目の前に現れた現象に慌てて、よく考えもせずに全部飲み込んでしまうと、その事象に心身を振り回されて生きることになります。

ただ、心が「感謝」や「喜び」で満たされ、事象にとらわれず、「感謝」や「喜び」で満たそうと意識を積極的なものに転換できれば、幸せや成功が訪れます。

 

 

まとめ

天風さんの言霊

『心の置きどころ1つで、人生は良く見えてきます』

 

「嫌」「悪い」と思えることにも、成功に向かう自分の間違いに気づかせ導いてくれる出来事ととらえることもできます。

結局、人生は対象に振り回されず、自分の心を良い状態に整える日々の積み重ねだと思います。

「自分の幸せは自分で決めていいのです」

 

【動画】斎藤ひとりさん|潜在意識の話

 

 

参考書籍

 

 

より翻訳されている書籍は以下です。

 

 

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